どうしてそんなに優しいんですかぁー!

サイゾー買いました。


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ー今回は「オタク産業」という特集の中で、お2人に対談していただくのですが、例えば「オタク」の一般的なイメージとして、「アキバ系のさえない男性」といったものがあると思います。アイドルカルチャーに付随する、そういったイメージについて、どう思いますか?
梅田えりか:その方たちがいてこそのアイドルだったんで、感謝しています。悪くなんて思わないですね。皆さん温かいし、今でもすごく応援してくれるんです。
(略)


ーお2人がアイドルからモデルへ転身した理由は、どのようなものなのでしょうか?
梅田:もともと洋服が好きだったんですけど、中学に入ってからかそれがどんどん強くなってきて。それに、オシャレした自分の写真を撮られるのも楽しいなって思いも高まってきたんです。そのことを事務所の人にずっとアピールし続けていたから、卒業はスムーズに決まりました。
てんちむ:(略)
梅田:私と辞め方は違うけど、でも「やりたいことはやり通す」という考え方は一緒かも。共感する。
てんちむ:でも、えりかちゃんの場合はこてこてのアイドルグループだったから、事務所の決まりもすっごく厳しかったんじゃない?
梅田:う〜ん、確かに、プライベートではスカートをはいちゃダメとか、外出時は必ず帽子を被らなきゃいけないとか、細かく決められてました。イメージを守るためだから、しょうがないっていうことはわかってるんだけど、オシャレ好きにとってはつらかったな〜。そうやって我慢してたからこそ、「モデルをやりたい」って気持ちが強くなっちゃったのかもしれない。でも、そうやって悩んだ時は、よく周りに相談してたよ。
(略)


ーお2人とも、子どもの頃から芸能界で活躍してらっしゃったわけですが、アイドルやモデルを問わず、芸能活動そのものに対して思うことはありますか?
てんちむ:(略)それから、友達と会話がかみ合わない瞬間が出てきたりして、「あ、私って、アイドルやってるから周りから浮いてきちゃってるのかも」とか思えてきて。
梅田:それでいうと、私、地元にあまり友達がいないんですよ。学校の行き帰りもずっとひとりだったし…。仲良くなれそうな子でも、どうしても向こうがこちらに「アイドルだから」って気を使っちゃうんですよね。だから同じ仕事をしている子としか友達になれなくて。寂しかったな…。
てんちむ:もっと普通の生活を送っていたら、どんな自分になってたのかなって思うことはあるよね。でも、芸能界の経験って、そうめったにできるものじゃないから、それをプラスに変えていくしかないと思うけど。
梅田:そうだね。自分が選んだ道だから、後悔は全然してないよね。


ー実際にモデルのお仕事を始めてみて、どういうところにアイドルのお仕事との違いを感じますか?
梅田:コンサートとショーの違い、ですね。アイドルの時は、お客さんが声援を送って思いっきり盛り上げてくれるんですよ。でも、モデルのショーっていうのは、声援ももちろんあるんですけど、基本的には、お客さんは洋服を見てるんです。だから、アイドルのコンサートの時に比べて、ずっと静かですね。
てんちむ:(略)
梅田:あとは、楽屋かな。ショーの場合は、着替えもあるから、モデルさんたちが慌ただしくずっと動いてるんですよ。アイドルの場合は、待ち時間はみんなでゲームしたりお菓子食べたりしてたから(笑)。
てんちむ:アイドルのときみたいに、歌って踊れないストレスとかはない?
梅田:たまに、ホールでマイク持って歌いたくなる時はある。そういう時は、カラオケに行って発散してる。私がいた℃-uteの新曲の振りをを覚えて歌ったり(笑)。


ーかつて自分がいた場所として、今のアイドル界の状況をどう見ていますか?
梅田:℃-uteはもちろん応援してます。ただ、「あー自分はいなくなったんだな」って思って、たまにメンバーに会いたくなる時があります。楽屋のワイワイ感が恋しいなーって。今って、楽屋にいても、当然ひとりだから。


AKB48が盛り上がっていますが、ここ最近のこうしたアイドルブームに対しては、どう思われていますか?
梅田:アイドル業界全体が盛り上がっているのは、すばらしいことだと思いますし、単純にうれしいですね。私がいた℃-uteも、すごく応援しています。ハロプロはどのグループも下積み期間が長いので、パフォーマンスだったらどこにも負けないんじゃないかなって思うんです。だから、頑張ってほしい!


ーでは、モデルとして目標とする方はいますか?
梅田:JJモデルの加藤夏希さんですね。中身も外見も全部が大好きで。以前、お仕事をご一緒させていただいた時もすごく優しくて、ウォーキングを教えてもらったり。


ー今後は、どんなお仕事をやっていきたいですか?
梅田:今、ABC-MARTのCMに出演させていただいてるんですけど、モデルを中心として、ジャンルに縛られず幅広く活動していければと思います。加藤夏希さんみたいに、演技のお仕事やバラエティ番組にも挑戦して、皆から目標とされる人になりたいな。
(略)


ーでは最後に。またアイドル的な活動をやってみたいと思いますか?
梅田:私は、この先も芸能界のお仕事をずっと続けたいと思ってるので、いろんなことにチャレンジしてみたいですね。せっかくかつて経験していたことだから、機会があれば、また歌も歌って踊ったりもしてみたいですね。

目標になる人がいるからこそ、自分もまた目標にされたい人になりたいと言える。
その言葉は自信に満ちています。
そんな彼女をずっとずっと、応援していきたいです。